建売住宅を内覧する際のチェックポイントは?購入の流れや注意点も解説!
住宅購入にかかる費用を抑えられる、建売住宅に惹かれている人は多いでしょう。しかし、実際に住宅を選ぶにあたって、内覧時に何を確認すべきかよくわからないと悩む人は多いです。
そこでこの記事では、建売住宅を内覧する際のチェックポイントを詳しく解説します。建売住宅を購入する際の注意点や購入の流れもあわせて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
売住宅の内覧会でのチェックポイント
建売住宅を内覧する際のチェックポイントは、以下のとおりです。
- 家の向きや日当たり
- 収納スペースの大きさと場所
- 水回りの状態
- 生活動線
- 住宅設備のグレード
- 間取りの可変性
- コンセントの位置と数
- 施工品質
- 保証が受けられる期間と内容
- 周辺の環境
理想の住まいを見つけるためにも、細かく確認することをおすすめします。
家の向きや日当たり
家の向きと日当たりは、住宅を快適な空間にするうえで大切な要素のひとつです。内覧時には、とくに生活の中心となるリビングや寝室の光の入り方を確認するようにしましょう。
朝日を浴びて清々しく一日をスタートしたい場合や、夕暮れ時の温もりを感じたい場合など、どの時間帯にどれくらいの光が入るのかを見極めることが大切です。
室内が自然光で明るく照らされるか、十分な日射量があるかをチェックすることで、快適な日々の生活を想像する手助けとなります。
収納スペースの大きさと場所
収納スペースの確認は、家を選ぶ際に重要なポイントです。内覧の際には、衣類や日用品を収めるためのクローゼットやウォークインクローゼット、キッチン用品を保管するパントリーなど、各部屋に設けられた収納の大きさと配置を細かくチェックしましょう。
具体的には、十分な収納スペースがあるか、実際に使用する際に便利な場所にあるかなどの確認です。日々の生活がより快適に、スムーズに過ごせるかどうかを見極められます。
水回りの状態
水回りは、住宅内でトラブルが発生しやすい場所のひとつです。経年による蛇口の老朽化や給湯器の不具合など、使用していく中でさまざまな問題が起こります。このようなトラブルに対応できるよう、内覧時には設備のメーカーを確認し、メンテナンスのしやすさや修理時のサポート体制について把握しておくことが大切です。 ⇦〈保証が受けられる期間と内容〉へ
移動させては、いかがでしょうか
水回りの状態をきちんと理解しておくことで、将来的な問題にも柔軟に対応でき、安心して生活できます。
生活動線
生活動線とは、日常生活を送るうえで人が移動する経路のことです。生活動線の良さは、日々の快適さに直結します。
キッチンからダイニング、リビング、そして寝室への移動がしやすいことは、毎日の生活をよりスムーズにします。料理をしたあと、すぐに食事の準備ができる流れや、夜中に起きた際にトイレへ簡単にアクセスできる流れなどを確認するとよいでしょう。
内覧時には、将来的に家具や家電を置いた状態を想像しながら、生活動線を確認し、日々の生活がより良いものになるかを考えてみてください。
住宅設備のグレード
住宅選びで重視すべき点のひとつが、設備のグレードです。とくにキッチンやバスルームなどの水回りの機能性とデザインは、日々の生活の快適さに影響します。
適切なカウンタースペースや収納は十分にできるか、バスルームの使い勝手の良さなど、具体的な機能をきちんと確認しましょう。
設備のメーカーやブランドが信頼できるものであるかも、長期的なメンテナンスや修理の観点から見極める必要があります。高品質な住宅設備は、快適な生活を長く維持するために欠かせません。
間取りの可変性
新居での家具や家電の配置を検討する際、間取りがどれだけ柔軟に対応できるかを見定めましょう。内覧の際は、現在使っている家具が収まるか、新たな家具をどう配置するかを想像しながら、スペースの広さや間取りの利便性を確認することをおすすめします。
その際、将来的なライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる間取りかどうかもあわせて考えることが重要です。
コンセントの位置と数
快適な生活を送るためには、コンセントの位置と数も考慮する必要があります。内覧時はリビングや寝室、キッチンといった主要な部屋でのコンセントの配置を注意深く確認しましょう。
日常生活でひんぱんに利用するスマートフォンやパソコン・タブレット、家電製品の充電や使用に支障がないかを考慮することが大切です。使用が予想される部屋に十分なコンセントが備えられているかをきちんとチェックしましょう。また、将来の電化製品の追加に対応できるよう、余裕をもったコンセントの数と配置がされているかの確認も必要です。
施工品質
建売住宅選びでは、施工品質を見極めることが不可欠です。内覧時には床や壁、窓の仕上げや外観を丁寧にチェックし、建物全体のクオリティが自分の期待を満たしているかを確認しましょう。質感や断熱性能などの細部にも目を向け、住まいの耐久性や防音性についても検討が必要です。
上記のようなポイントをもとに、将来にわたり快適に、そして安心して生活できる住まいであるかどうかを見極めましょう。 ⇦下へ移動させては、いかがでしょうか
保証が受けられる期間と内容
建売住宅を購入する際、アフターサービスの確認は必須です。住宅のトラブルや不具合は予期せず発生する可能性があるため、購入後のサポート体制が整っているかを確認しておきましょう。
たとえば水回りは、住宅内でトラブルが発生しやすい場所のひとつです。経年による蛇口の老朽化や給湯器の不具合など、使用していく中でさまざまな問題が起こります。このようなトラブルに対応できるよう、内覧時には設備のメーカーを確認し、メンテナンスのしやすさや修理時のサポート体制について把握しておくことが大切です。
具体的には、アフターサービスの保証期間や対応内容などを細かく把握することが重要です。住宅購入の際は、住宅の見た目や価格だけでなく、受けられる保証も考慮に入れましょう。
周辺の環境
住宅選びにおいて、周辺環境の確認は重要です。とくに外出の利便性を左右する公共交通機関へのアクセスは、快適な生活を送るうえで欠かせない要素となります。
内覧の際には、最寄りの駅やバス停への距離、そしてアクセス方法を確認しましょう。また、徒歩や自転車、車の利用によって異なる道路状況や交通の流れを把握することも大切です。
周辺環境の詳細を事前に確認することで、日常生活がより快適なものになります。
住宅選びにおいて、周辺環境の確認は重要です。最寄りの駅やバス停までの距離、スーパーやコンビニ、病院などはどこにあるか。子育て世代には、小・中学校へのアクセスも確認が必要です。
周辺環境の詳細を事前に確認することで、日常生活がより快適なものになります。
上記のようなポイントをもとに、将来にわたり快適に、そして安心して生活できる住まいであるかどうかを見極めましょう。
建売住宅のメリット・デメリット
建売住宅のメリット・デメリットを以下の表にまとめました。
建売住宅のメリット | 建売住宅のデメリット |
注文住宅より費用がかからない
購入前に確認できる 短期間で入居できる |
間取りや設備のカスタマイズが難しい
外観が他の家と似たり寄ったりになってしまう |
メリット・デメリットを理解したうえで、建売住宅の購入を検討するとよいでしょう。
建売住宅のメリット
土地と住宅をセットで購入できる建売住宅は、注文住宅では実現できないさまざまなメリットがあります。
注文住宅より費用がかからない
建売住宅は注文住宅と比較して、購入費用が抑えやすいです。建売住宅があらかじめ設計された規格に基づいて大量生産されるため、建築に必要な材料を大量に一括で購入できるためです。一括購入はコスト削減に直結し、結果として住宅の販売価格を下げることにつながります。
一方、注文住宅は購入者の要望に応じたカスタマイズが必要なため、コスト削減が難しく、価格が高くなりやすいです。したがって、コストを抑えて住宅を手に入れたい場合は、建売住宅の購入がおすすめです。
購入前に確認できる
実際に完成した住宅を購入前に内見できることも、建売住宅のメリットのひとつです。住宅の外観や内装、間取りを事前に確認できるため、住宅選びで失敗するリスクを軽減できます。
また、内見では住宅の雰囲気や生活のイメージが具体的に掴めるため、安心して購入の決断ができるメリットもあります。不明点があればすぐに質問でき、必要に応じて購入を見直すことも可能です。
購入前に住宅の状態を確認できるのは、未完成の状態で購入を決める注文住宅とは異なる点であり、建売住宅ならではのメリットといえるでしょう。
短期間で入居できる
建売住宅は注文住宅と比較すると、購入から入居までの期間が短く済みます。完成している住宅を選ぶことが多く、その場合ローンの手続きなどを経て、およそ1~2か月で新居に引っ越しができます。新生活をすぐにスタートしたい人にとって大きな利点となります。
一方、注文住宅は土地探しから設計、建築に至るまでに数か月から1年以上かかることが一般的です。そのため、時間をかけずに新生活を始めたい場合、建売住宅が適した選択肢となります。
建売住宅のデメリット
建売住宅にはさまざまメリットがある反面、デメリットも存在します。価格を安く抑えられる分、デザインや機能面にやや制約がある点はあらかじめ理解しておきましょう。
間取りや設備のカスタマイズが難しい
建売住宅は、間取りや設備のカスタマイズに限界があります。完成済みの住宅では、間取りや設備はすでに決定されており、購入者の個別の要望に応える余地は少ないです。
しかし、未完成物件の場合は多少の間取りや設備の変更といったカスタマイズが可能な場合があります。ただし、根本的な間取りの変更や大幅な設備のアップグレードには対応しにくいです。
したがって、特定の間取りや設備を求める場合、建売住宅の中から希望に合致する物件を見つけ出す必要があります。理想により近い住まいを実現したいなら、カスタマイズが自在な注文住宅の選択を検討するとよいでしょう。
外観が他の家と似たり寄ったりになってしまう
建売住宅は多くの場合、分譲地内で同じ設計基準に従って建てられるため、外観が似通ってしまいます。そのため、住宅に個性を求める購入者にとっては満足できないかもしれません。
マイホームは長期間住むことになるため、外観に対する満足度も大切な要素です。そのため、建売住宅を選ぶ際には、実際に現地を訪れて外観を確認し、自分の好みや求める個性に合致するかを慎重に検討する必要があります。
建売住宅がおすすめな人はこんな人
建売住宅は、特定のニーズやライフスタイルを持つ人にとって理想的な選択肢となります。たとえば、コストをできるだけ抑えて質の高い住まいを求める人、具体的な物件を実際に見てから購入決定をしたい人にはとくに適しています。
また、転勤や子どもの学校の関係で住宅購入を急ぐ必要がある人にとって、建売住宅は短期間で入居可能な点で魅力的です。
住まいに対する優先順位が比較的低い、または将来的に別の住まいへの移転を考えている人も、建売住宅の利便性や手軽さは重宝するでしょう。
時間やコスト、手間を最小限に抑えつつ、質の良い住まいを求める人に建売住宅はおすすめです。
建売住宅購入の流れ
建売住宅の購入を検討する際、まずは予算に応じて希望する物件を選び、実際に内覧するところから始めるとよいでしょう。内覧では住宅の設備などを細かく確認し、質問や不明点は遠慮なく担当者に確認することが大切です。
気に入った物件が見つかれば、売主へ購入の申し込みを行います。その後、契約条件や契約日の調整を行い、住宅ローンの事前審査に進みます。
とくに問題がなければ、売買契約を締結するために手付金の支払いや契約内容の最終確認を行います。その際、契約のキャンセルや条件変更に伴う違約金の有無についての確認が必要です。
そのあとは、登記の準備に入り、所有権の移転や建物表題登記などの手続きを行います。そして、物件の最終的な立ち合いを行い、不備がないか確認したあとは住宅が引き渡されます。残代金の支払いやカギの受け渡し、必要書類の交付が行われ、住宅購入は完了です。
建売住宅購入時の注意点
建売住宅を購入する際、以下5つのポイントに注意しましょう。
- あらかじめ周辺の環境をリサーチしておく
- 物件価格の内訳を確認する
- 点検口の位置を確認する
- 未完成物件の購入は避ける
- 住宅性能表示の有無を確認する
具体的に何に対して注意すべきなのかを、それぞれ解説します。
あらかじめ周辺の環境をリサーチしておく
建売住宅を選ぶ際、周辺環境を前もってリサーチしておきましょう。住宅の快適性は内装や設備だけではなく、周囲の環境によっても変わります。
理想的な住まいでも、周辺の環境が自分や家族の生活に合わなければ、ストレスの原因になりかねません。買い物のしやすさや医療機関へのアクセス、公共施設の近さなど、日常生活に必要なサービスの利用しやすさを確認しましょう。
加えて、昼夜や曜日による周辺の雰囲気の変化も把握し、安全性や災害リスクについても事前に調べておくことが望ましいです。周辺環境の下調べをきちんと行うことで、より快適に暮らせる住宅選びができます。
物件価格の内訳を確認する
建売住宅の購入時、物件価格の内訳をきちんと確認しましょう。価格には土地と建物の価格、消費税が含まれていますが、標準の仕様でカバーされていない設備が必要になる場合もあります。
たとえば、網戸やエアコン、カーテンレールなど、生活に欠かせないアイテムが追加オプションとして設定されていることがあります。
追加費用も含めた総額を正確に把握しておくことで、予算を超えることなく、必要な設備を準備することが可能です。事前に内訳を確認し、予想外の出費に慌てないようにしましょう。
点検口の位置を確認する
建売住宅の購入前に、点検口の位置を確認することは、将来的なメンテナンスやトラブル対応において重要です。
点検口からは住宅の基礎や配管、断熱材など、目に見えない部分の状態を確認できます。とくに床下や屋根裏の点検口の有無は、雨漏りや配管トラブルの際に作業を完了するまでの時間に大きな影響を与えます。
そのため、購入前に担当者に確認し、点検口の位置とアクセスのしやすさを把握するようにしましょう。点検口のチェックを怠ると、将来的に必要なメンテナンスが困難になるおそれがあるため、確認は入念に行うことをおすすめします。
未完成物件の購入は避ける
未完成物件の購入は、将来的なトラブルを防ぐためにも避けた方が無難です。契約書にサインしたあとに発生した不具合に対して、適切な対応を受けにくくなる可能性があります。
万が一、建設業者が倒産してしまった場合、物件が未完成の状態で放置されるリスクもあります。このような事態を避けるため、すでに建築が完了している物件を選ぶようにしましょう。
完成済みの物件を選ぶことで、より安全で確実な住宅を購入することが可能です。
住宅性能表示の有無を確認する
建売住宅を購入する際、住宅性能表示の有無を確認しましょう。住宅性能表示とは、住宅の品質確保を目的として、構造耐力や省エネルギー性、遮音性などの住宅性能を第三者機関が評価し、等級で表示したものです。
性能表示があれば住宅を客観的に比較し、自分のニーズに合った住宅を選ぶことが容易になります。住宅の購入時、住宅性能評価書が付属されているかを確認し、あれば内容を理解することで、よりよい住宅を選べます。
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こちらの記事では、建売住宅のメリットとデメリットを詳しく解説しています。購入するまでの期間や費用についても取り上げていますので、ぜひご覧ください。
まとめ
建売住宅の内覧時、光の入り方や収納の広さ、水回りの状態など、確認すべき事項は数多くあります。生活動線のスムーズさや住宅設備の質、間取りの柔軟性も重要なチェックポイントです。
また、コンセントの配置や施工品質、そして保証内容に至るまで、細部にわたる確認が求められます。
さらに、住宅購入にあたっては、周辺環境のリサーチや価格内訳のチェック、点検口の確認なども欠かせません。未完成物件のリスクや住宅性能表示の有無にも注意が必要です。
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