失敗しない家づくりのポイントは?間取りや動線の考え方を解説
「家を建てるなら失敗はしたくない」ほとんどの人がそう思っているのではないでしょうか。しかし、実際に住み始めてからこんなはずではなかったと後悔する人も少なくありません。
失敗しない家づくりには、いくつかのポイントを押さえて進めることが大切です。ここでは、理想的な家づくりをするための間取りや動線の考え方をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
失敗しない家づくりで大切な7つのこと
家づくりで失敗しないためには、大切なことが7つあります。理想の家に近づけるためには時間も労力も必要です。事前に意識したいポイントをしっかりと押さえておきましょう。
充分な情報を集める
まず、住宅に関するさまざまな情報を集めます。家づくりに関する情報収集は非常に重要で、理想の家を建てるためにはさまざまなアイデアを知っておく必要があるからです。
どのような家があるのかを知ることで、思い描いているイメージや理想を形にしやすくなりますよ。情報集めは、雑誌やインターネットからでも簡単に行えます。
また、モデルハウスなどの見学会で実際に見るのもおすすめです。ハウスメーカーごとに特色も異なるため、幅広く情報を集めて理想の家づくりに活かしましょう。
実現したいことに優先順位をつける
理想を形にするためには、優先順位をつけることも大切です。リビングを広くしたい、部屋は3つ欲しいなど、要望のすべてを実現できればよいですが、金銭面なども考慮すると難しいことも多くなります。
とくに、家族が多ければ意見が分かれてしまうケースもあり、打ち合わせの時点からなかなか進まないことも珍しくありません。そのため、優先順位をつけることは家づくりをスムーズに進めるためには非常に重要です。まずは、実現したいことをすべてリストアップし、そこから土地や予算を考慮しつつ譲れないものをいくつかピックアップしてみましょう。
早めに動き始める
家を建てると決めたら早めに動き始めることも重要です。家づくりでは、土地を探したりハウスメーカーを探して契約を結んだりと、思っている以上に時間がかかります。
快適に暮らすためには、住宅だけでなく周囲の環境も重視しなければなりません。そのため、立地の良い場所はすぐには見つからないことも多いので注意してください。良い土地を見つけるためには、できるだけ早めの行動を心がけましょう。
実際の暮らしをイメージする
実際に、どのような暮らしをしたいのかイメージすることも大切です。なぜなら、イメージした暮らしから、必要なスペースやいらないスペースを選択して家づくりをしていけるからです。
家を建てる際、リビングや寝室といった間取りから考え始めるケースは多くあります。しかし、実際に住んでみると使い勝手が悪い、理想だったけれど生活スタイルに合っていなかったなどと後悔することも少なくありません。
実際の暮らしをイメージできなければ、後悔しない家づくりは遠のいてしまいます。理想の家を建てるためには、まずどのような暮らしになるかを考えることが重要です。
積極的に建築士に意見を求める
家づくりのプロである建築士に意見を求めることも大切です。こんな間取りにしたいなどのイメージはあっても、設計としては難しいという場合もあるからです。
デザイン性などに重点を置く場合は、とくに、建築士の意見を聞いてみるとよいでしょう。理想の家にできるだけ近づけるためには、積極的に建築士の考えも確認して計画していくとスムーズです。
前もって資金計画をプロに相談する
住宅の購入は、一生の中でも大きな買い物のひとつです。しっかりと計画していなければ、実際に暮らし始めてからのやりくりが大変になるケースも少なくありません。
資金繰りに関しては、金額だけでなく長期間になることも予想されるためプロに相談するのがおすすめです。ファイナンシャルプランナーや専門のアドバイザーなど、さまざまな企業で相談窓口が設けられています。
店舗などでの対面相談以外にも、オンラインや電話でも相談できる企業も多くあります。相談窓口ごとに特徴が異なるので、自分に合ったお金のプロを探してみてくださいね。
その土地に強い不動産会社に依頼する
不動産会社は、家を建てる土地に強い会社を選ぶようにしましょう。その土地の周辺環境などにも詳しいため、いろいろな面から相談やアドバイスを聞きやすくなるからです。また、特定のエリアにこだわって土地を探している場合は、より力になってくれるでしょう。
地元のネットワークが強い不動産会社であれば、土地の売却などいち早く情報をもらいやすいというメリットもあります。特化したエリアに強い不動産会社は、さまざまな種類の土地情報を提案してくれることも多くなります。
間取りを考える際のポイント
快適な暮らしにおいて、間取りは非常に重要です。安易に考えてしまうと、実際に暮らし始めてからこうすればよかったと後悔してしまうことも少なくありません。ここでは、間取りを考える際のポイントを4つご紹介します。
来客時の視線
間取りを考える際は、来客時の視線についても考慮しましょう。理想の家を求めるあまり、住んでいる側のことだけを考えて家づくりをしてしまいがちです。しかし、来客などの外からの視線も考慮して間取りを考えなければ、プライバシーが守られないことがあります。
たとえば、玄関からダイニングが丸見えだったり、リビングから洗濯物が見えてしまったりすると来客の視線が気になってしまい不快に感じてしまうこともあるでしょう。生活しやすい間取りにするだけでなく、忘れがちになりやすい来客時の視線にも注意してくださいね。
変更しやすさ
変更のしやすさも重要なポイントです。間取りは、将来的に変更する可能性があります。なぜなら、年を重ねるごとに理想の暮らしが変化していくからです。
たとえば、子どもが小さなうちは、料理や家事をしながら子どもの様子を見られる方が便利でしょう。しかし、子どもが成長し夫婦2人だけになれば、それぞれが好きなように使えるスペースが欲しくなることも少なくありません。
さらに、年齢を重ねてバリアフリーを検討し始める時も、変更がしやすければ快適な暮らしが持続できます。間取りを考える際は、将来的に変更がしやすいかどうかにも注目してみてください。
冷暖房効率
冷暖房効率についても考慮して間取りを考えましょう。近年では、高気密高断熱の住宅が多く冷暖房の効率も高いですが、間取りが影響して効率が悪くなってしまうケースも少なくありません。
たとえば、吹き抜けにすればオープンで広々とした室内になりますが、冷暖房の効きが悪くなる可能性があります。また、リビングから上り下りできる階段は、冬場には2階からの冷気が階段を通って降りてきてしまい寒さを感じてしまいます。
間取りによっては、冷暖房や空調を使用しても、快適な温度にならないこともあるため注意が必要です。暑さと寒さ対策を考えつつ間取りを決定していきましょう。
音や臭いの広がり
音や臭いの広がりにも考慮することも重要です。部屋だけでなく、階段の配置はしっかりと考えてから決めるようにしましょう。
とくに、階段はリビングに配置すれば家族内のコミュニケーションが増えるなど大きな影響を与えます。しかし、キッチン近くにあれば料理の臭いが2階に充満してしまう場合もあるのです。
そのほか、寝室とリビングが近すぎると、テレビの音が睡眠を妨げてしまうケースも少なくありません。吹き抜けに至っては、音も臭いも2階に伝わってしまうため十分に考慮する必要があります。
内装を考える際のポイント
内装は、家づくりの中でも考えるのが楽しい作業のひとつです。ただし、デザイン性ばかりに気を取られてしまっては、実際に暮らし始めて使い勝手が良くないということにもなりかねません。あとから変更するのは大変になるので、デザイン性も実用性もしっかりと考えて決めていきましょう。
ドアを開けきったときの視界
ドアを開けきったときの視界も重要なポイントです。風通しをよくしたり、光を入れたりする場合、ドアを開けっぱなしにすることがあります。しかし、配置によっては外から丸見えになってしまい、プライバシーが確保できない可能性が高まるでしょう。
玄関を開けると室内が見えてしまうといった内装にならないように、外からの視線も考慮して決めることが重要です。ドアがあれば大丈夫と思いがちですが、いつも閉まっているとは限りません。ドアを開けきったときに、どのような見え方になるのかしっかりと確認しておいてくださいね。
壁や床のメンテナンス性
メンテナンスがしやすい壁や床にすることも重要です。長く快適に暮らしていくためには、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。掃除をこまめにしていても、壁紙を張り替えたり床のフローリングにワックスがけをしたりとメンテナンスしなければならない場合があります。
経年劣化は自然に起こるものなので、ある程度は仕方ありませんが、汚れのつきにくい壁や傷がつきにくいフローリングにするなどの対策は可能です。最初からメンテナンスを考慮して内装を考えておけば、いざメンテナンスをしなければならなくなった際もスムーズに対応できるでしょう。
家具の搬入しやすさ
家具の搬入がしやすいかどうかも重要なポイントです。玄関や窓から家具を搬入しますが、プライベート空間を大切にするあまり小さな窓や玄関にしてしまうと、荷物の運搬に苦労してしまいます。
ドアや窓、玄関の広さは家具の運搬時にも重要なポイントです。マイホームでは、もともと持っている家財を使いたい場合や新しく購入する場合もあるでしょう。
しかし、ドアや窓を開けきっても家具が大きすぎて入らないというケースも少なくありません。荷物を搬入できるかどうかも考慮して内装を考えていきましょう。
コンセントの数
内装で意外に盲点となりやすいのが、コンセントの数です。普段から何気なく使用しているコンセントですが、ここにあれば便利なのにと思うことはありませんか。
実際に暮らし始めてから後悔しないように、まずは使用する家電製品をリストにしてみましょう。そこから生活の流れや動線を考えることで、どこにどれくらいコンセントがあればよいのかが想像しやすくなります。
また、どの位置に家具を置くのかもあわせて考えると、タンスが邪魔になってコンセントが使えないといった失敗が少なくなります。コンセントは数が少なすぎても困りますが、不必要に増やしてしまわないように注意しましょう。
スイッチの位置
スイッチの位置にも気を配る必要があります。開いたドアの裏にあって使いづらかったり、寝る際にわざわざ起き上がらないと電気が消せなかったりなどの失敗も考えられるからです。
コンセントと同様に、生活動線に配慮しながら、コンセントの位置を決定する必要があります。生活していく中で、さっとスイッチのオンオフのしやすい場所を考えつつ、ドアなど邪魔するものがないかどうかもしっかりと確認しましょう。
窓からの採光
窓からの採光も大事なポイントのひとつです。窓には大きな役割があり、外からの光を通して風を室内へ取り込んでくれるだけでなく、視線を通してくれる働きもあります。大きな窓にすることでたくさんの光が入り明るく開放的な空間になりますが、一方で、視線が通りやすく防犯面に問題が生じる場合も少なくありません。
また、採光を気にするあまり窓をたくさん設置してしまっては、家具が置けなくなるといった支障をきたす場合もあります。室内への採光は、配置する家具も踏まえつつ窓の大きさや設置する高さを考えていきましょう。
家事動線を考える際のポイント
失敗しない家づくりでは、家事動線を考えることも重要なポイントです。生活する上で、家事の時間は大きな割合を占めています。家事がしやすい家づくりをすることで、無駄なく快適な暮らしが実現できるでしょう。
水回りの配置
家事動線を考える上で、水回りの配置は非常に重要です。とくに、洗濯は洗ったり干したりといくつもの工程を踏まなければなりません。また、洗濯物が乾くまでにはある程度の時間も必要になるため、ほかと比較すると時間のかかる家事といえるでしょう。
家族が多ければその分洗濯の回数も多くなり、洗濯機から干すまでの場所が遠ければ遠いほど大変になります。さらに、1階と2階で分かれているとなおさら大変です。
水回りを集めた配置にすることで家事動線がスムーズになります。忙しい毎日でも同時に家事をこなせるよう、水回りの配置はしっかりと考えておきましょう。
ランドリールームの設置
ランドリールームの設置を検討することもポイントのひとつです。洗濯は、家事動線が重要となるため、間取りがうまく作れなければ大変さが増すことも少なくありません。
失敗しない家づくりのために、あえて一気に家事が終わるようにランドリールームを設置する方法もあります。専用の部屋ができれば、家事の時間短縮につながりますよ。
回遊しやすさ
回遊のしやすい住宅にすることも大切なポイントです。室内を動きやすい間取りにすれば無駄な移動がなくなるからです。たとえば、間取りのメインを階段にしてどこからでも2階に行きやすいようにすると、家事動線もスムーズになるでしょう。
また、廊下からすべての部屋に直接行けるようにすると、家族みんなが回遊しやすい間取りになります。家事のときだけでなく出かける準備がしやすくなるなど、生活全体が円滑になりますよ。
勝手口の位置
勝手口を検討している場合は、位置にも注意してください。勝手口の場所によっては死角になりやすいというデメリットがあり、防犯面が心配になります。
キッチンからゴミを出しやすい、換気がしやすいなどのメリットはありますが、実際にあまり利用していないというケースも少なくありません。利便性は重要な点ですが、安全性についてもしっかりと検討するようにしましょう。
収納を考える際のポイント
室内をすっきり見せるために欠かせない収納ですが、ただ大きければいいわけではありません。お部屋の広さに対して適切なサイズの収納でなければ、散らかりやすくなったりスペースが少なくなったりしてしまいます。ものであふれた家にならないように収納についてもしっかりと考えていきましょう。
収納スペースの面積
収納スペースの面積は非常に重要なポイントです。玄関や洗面所、トイレなどそれぞれの場所に適した収納面積が必要になります。
たとえば、洗面所は洗剤などの消耗品をストックすることが多い場所です。なくなったらすぐに詰め替えができるよう、取り出しやすい場所にやや広めの収納スペースがあると便利でしょう。
収納スペースの面積が狭すぎるとストック管理が大変になってしまいます。場所ごとにどれくらい収納するものがあるかをしっかりと確認してから、その場所に応じた収納スペースを考えるようにしてください。
<h3>収納の使い勝手</h3>
収納は使い勝手がよくなければ、出し入れが不便になってしまいます。棚の高さや取り出しやすさも考慮して設置するようにしましょう。
たとえば、キッチンでは上部に取り付けるタイプの吊り戸棚が多く、たくさんの容量があるため便利です。しかし、高さがあるため奥までものを入れられない、何が入っているか見えづらいというケースも少なくありません。
収納力もありながら使い勝手の良さを目指すのであれば昇降式のダウンキャビネットなどを検討してみてください。無駄なくスペースを活かしながら、出し入れしやすい収納を考えることが大切です。
生活動線
収納の設置場所やスペースは、生活動線もあわせて考えてみましょう。収納するものは、それぞれに適した使う時や使う場所が決まっています。
日々の生活の中で、それぞれの使用頻度や使用場所を考えてみると、適切な収納が見えてくるはずです。何をする場所なのか、部屋ごとに目的は異なります。生活動線をしっかりとイメージできれば、無駄のない収納スペースができるでしょう。
トイレを考える際のポイント
家づくりの中で、トイレに関することは非常に重要なポイントといえます。音や臭いが問題になることも多く、設置場所によっては快適な生活ができなくなってしまうからです。間取りの中でも優先順位が高い場所となるため、さまざまなことに配慮しなければなりません。
各部屋からトイレまでの距離
各部屋からトイレまでの距離はしっかりと考慮しましょう。あまりにも遠すぎると夜中に行くのが大変になってしまいます。反対に、あまりにも近すぎると音や臭いの問題が生じてしまうため注意が必要です。
また、寝室からトイレまでの距離があると体調を崩してしまった時などに大変な思いをしてしまいます。トイレは、日常的に使用するため生活する上で欠かせない場所です。家族全員が行きやすい動線に設置するように考えることが重要です。
窓や換気扇の必要性
窓や換気扇の必要性についてもしっかりと検討しましょう。一般的なトイレの広さから考えると、窓も換気性もなければ少し閉鎖的な雰囲気となってしまいます。
窓がないトイレだと、日中も電気をつけなければ暗いままです。また、トイレでは臭いの問題もあるため換気扇を設置している方が快適に過ごしやすくなるでしょう。
とはいえ、トイレの設置場所によっては、窓も換気扇もつけられないケースも存在します。まずは、窓や換気扇の必要性を考えてからトイレの設置場所を考えるようにしてみてください。
トイレの広さ
トイレの広さは、メンタル面にも影響します。狭くて圧迫感があるトイレであれば、落ち着かず居心地が悪いということも少なくありません。
一方で、トイレが広すぎても無駄なスペースができてしまい、ほかの部屋の面積が狭くなってしまう可能性も出てきてしまいます。住宅によっても違いはありますが、1畳以上を目安にトイレの広さを考えると快適空間になりやすいでしょう。
ただし、バリアフリーを検討している場合は、さらに広さが必要となります。家族に合わせて広さも考えると、快適で使いやすい間取りになるでしょう。
外壁や屋根を考える際のポイント
外壁や屋根は、家族以外からも見えるため、失敗すると後悔しやすくなる部分です。外壁や屋根などの外観はセンスが出やすい場所でもあるので、色やデザインにこだわりたい人も多いでしょう。
しかし、周りの環境も考慮して浮かないように注意することも重要です。周囲を考えつつ、自分の好みに合った外壁や屋根を検討しましょう。
メンテナンスのしやすさ
外壁や屋根は、日光や雨風にさらされるため定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスを怠ってしまうと、見た目が悪くなるだけでなく、雨漏りが発生するなどの問題が生じることもあります。
定期的に行えば塗り替えだけの費用で済むはずが、ずっとメンテナンスをしていなかったことで内部が腐食し、さらに費用がかかってしまうといったケースも少なくありません。
外壁材や屋根材によっては、最初の費用が安く済んでもランニングコストがかかるものもあります。家を長持ちさせるためにも、外壁や屋根はメンテナンスのしやすいものを選択しましょう。
周囲の景観とのバランス
周囲の景観も意識して外壁や屋根を選ぶことも大切です。あまりにもデザイン性に富んだ外観や、派手な色にしてしまうと近隣から苦情が来てしまうこともあります。
隣の住宅と離れているなどの場合を除き、周りの景観を壊さないような外壁や屋根を選ぶようにしましょう。どうしても使いたい色がある場合は、差し色として使うなど工夫次第で理想に近づけます。家づくりは、周囲とのバランスを保つこともとても大事な要素のひとつです。
外からの視線
外からの視線についても考慮しましょう。家を建てる場所によっては、人通りが多い、大きな道路に面しているなどさまざまです。周りをすべて囲うような形にしなくても、玄関だけでも見えないようにすれば、外からの視線はある程度さえぎれます。
カーテンを閉めていても、思っている以上に人の気配は感じやすいものです。とくに隣の住宅と近いようであれば、目隠しを検討するなど外からの視線に配慮しましょう。
費用や資金を考える際のポイント
家を建てるには、多額の資金が必要です。一生の中でも大きな買い物になるため、必要な資金をしっかりと理解して、余計な出費をしないように準備しましょう。
土地・建物代以外に必要な費用
家を建てる際に必要なお金は、土地と建物代だけではありません。そのほかに、新しく家具や家電を購入したり、引っ越し代がかかったりとさまざまなところで費用が必要になります。
まずは、どれくらいの費用がどのタイミングで必要になるのかをしっかりと確認しておきましょう。また、費用がかかるのは、家ができるまでだけではありません。毎年固定資産税がかかるなど、入居後には各種税金が発生する点にも注意してください。
地盤改良費
地盤改良とは、地盤が軟弱でそのままでは安全性が保たれないといった場合に、地盤を強固にする方法のことです。安い土地を購入したものの、地盤調査で引っかかってしまい地盤改良費が必要になってしまうケースも少なくありません。
もともと準備していた費用に含まれていないことが多く、資金計画を見直さなければならない事態になるでしょう。安い土地では、ほかに費用がかかってしまうことも十分にあるため、購入前に必ずチェックしておいてください。
住宅ローンで借りる金額
住宅ローンで借りる金額は、自分たちが毎月返済できる金額を考慮して借りましょう。また、家族のライフプランに合わせた返済計画も重要です。
進学や老後など将来設計がきちんとできていなければ、住宅ローンで生活が圧迫されてしまう可能性も高まります。借りられるだけ借りるのではなく、返済できる金額をベースにローンを組むことが大切です。
ここまで失敗しない家づくりのポイントを解説しましたが、実際にオープンハウスやモデルハウスを見学することで導線のヒントを得ることも可能です。こちらでは、そんなオープンハウスやモデルハウスの違いを解説しますので、合わせてご覧ください。
まとめ
失敗しない家づくりでは、間取りや生活動線の把握などさまざまなことを考えなければなりません。一から作る楽しさもありますが、実際に住み始めるまでわからない失敗も少なからず存在します。できるだけ失敗なく快適な暮らしを実現するためには、間取りなどさまざまな考え方のポイントを押さえて進めることが重要です。
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