岡山で住みやすい街はどこ?おすすめの地域を6つ紹介
新型コロナウイルスの影響もあり、人口密度の高い都市ではなく、地方で仕事をしたいという方も増えてきています。そこでおすすめなのが、岡山県です。
自然豊かで災害が少ないだけでなく、過ごしやすい気候も魅力のひとつです。自然に囲まれた穏やかな雰囲気の地域や大型ショッピングセンターがある利便性に優れた地域など、街によって特徴が異なります。各個人のライフスタイルに適した場所を選ぶことで、より快適な生活を送れるでしょう。
目次
岡山で住みやすい街
岡山県は、温暖な気候で災害も少ないことから移住先として高い人気を誇っています。そこで今回は、そんな人気の高い岡山で住みやすい街を住みやすさや治安、交通アクセスなども交えて6つ紹介します。
岡山市
岡山市は、高級フルーツの産地としても有名で、岡山県の南東部に位置する県庁所在地です。中心部には、岡山城や後楽園があることでも知られており、岡山県南部の玉野市などは瀬戸内海に面し、北部は吉備高原につながっています。
瀬戸内海特有の温暖な気候で快晴が多く、台風や地震などの自然災害が少ないところも特徴のひとつです。また、玉野市・瀬戸内市・笠岡市など沿岸部はマリンスポーツなどのアウトドアが楽しめる瀬戸内海国立公園もあります。
住みやすさ
豊かな自然だけでなく、大型ショッピングセンターなども多いことから買い物がしやすいという特徴もあります。程よい開発が進み、生活に便利な施設や設備が続々とできているため、住みやすさという面でもおすすめできる街のひとつです。
とくに、岡山市の中心である岡山駅前には、西日本最大級のイオンモールや百貨店、地下街などもあって買い物するのに不便がありません。
治安・交通アクセス
交通アクセスの面では、JR西日本や岡山電気軌道の駅、バス路線などがあるため、スムーズなアクセスも魅力です。
岡山駅を中心として放射線状にJRやバス路線が伸び、ほとんどの市内主要地域と結ばれています。また、各都市からの新幹線も岡山駅で停車するため、主要都市へのアクセスもスムーズで利便性に優れています。
倉敷市
倉敷市は、瀬戸内海に面した自然豊かな街です。また、年間の降水量が全国で最も少ないことも特徴のひとつです。岡山市に次いで2番目に人口が多い街で、観光の街としても発展しています。
豊かな自然だけでなく、アウトレットモールなどの商業施設もあり、暮らしやすい都市機能も有しているため、生活のしやすさも魅力といえるでしょう。
住みやすさ
住みやすさという面では、アウトレットモールやショッピングモール、スーパーなどの商業施設が立地しているため、暮らしやすい街といえます。
また、倉敷市と岡山市は隣接しており、生活都市圏を形成しています。倉敷市内だけでも生活には困りませんが、倉敷駅と岡山駅間は電車で17分程度、車で30分程度の距離にあるため、生活全体の利便性も十分に確保されています。
治安・交通アクセス
倉敷市の交通機関は、JR駅が8駅、私鉄駅が13駅、路線バスが40路線以上あるだけでなく、コミュニティタクシーも整備しており、高い利便性も魅力です。とくに倉敷駅付近は、公共交通機関の集結点であり、商業施設も集まっているため、移動や買い物に適した街といえるでしょう。
総社市
総社市は、岡山県南西部に位置し、岡山県で4番目の人口を有する街です。桃太郎伝説のモデルである、吉備津彦命や鬼神の伝説が古くから残ることでも知られており、歴史が多い特徴もあります。また、子育て支援や教育にも力を入れており、家族連れにも住みやすい環境が整っています。
総社市は、エリアごとに特徴が異なり、北部と西部エリアは自然が多く、田舎の温かみを感じられます。一方で、東部と南部エリアは、JR総社駅を中心に市街地が広がり、多くの大手物流会社が参入するなど、高い利便性を誇ります。
このように、同じ市内でもエリアによって特徴が異なり、ライフスタイルに合わせて住む場所を選べるところも魅力のひとつです。
住みやすさ
自然の中でのびのび子育てをしたい方や、歴史文化に触れられる街が好きな方には向いています。また、市街地エリアには多くの店や病院、学校もあり、利便性も高い街といえるでしょう。
総社市の北部エリアでは「おかやま昭和暮らしプロジェクト」と題して、移住者を歓迎するプロジェクトを地域住民が自主的に実施しており、さまざまな支援をしています。そのため、慣れない土地でも馴染みやすい環境も整っています。
治安・交通アクセス
総社市には、JR西日本と井原鉄道の駅が点在しており、利便性は優れているといえるでしょう。また、総社市は岡山市や倉敷市と隣接しているため環境も恵まれています。
そのほかにも、市内全域300円で移動できる予約型の乗合タクシーもあるため、交通アクセス面で不便を感じることは少ないでしょう。
瀬戸内市
瀬戸内市は、邑久町、長船町、牛窓町が合併して誕生した町です。瀬戸内海に面しており、自然豊かな景観や西日本最大級のヨットハーバーなどがあることから、観光客も多く訪れる豊かな自然が魅力のひとつです。
瀬戸内市の中心には、岡山ブルーラインや国道2号線が通っており、交通条件も良好です。このような交通条件の良さを背景に、都市近郊型の住宅環境が整っており、多くの企業が工場を構えるなど、発展が進んでいます。
また「食のしあわせプロジェクト」と題した事業も推進しています。食のしあわせプロジェクトとは、学校給食に地元の食材をふんだんに使うだけでなく、農業や漁業に携わる人について知り、食べ物の旬について学べる機会を設けている事業です。
口にする食材だけでなく、どんな人がどのような手間をかけて食材を提供しているのかといった、生産・出荷工程を知ることができます。豊富な栄養を摂りながら深い学びを得られるのは、瀬戸内市ならではの取り組みといえるでしょう。
住みやすさ
瀬戸内市は、子育て支援が充実しているため、子育て世帯にとっては、とくに住みやすい街といえるでしょう。具体的には、結婚新生活支援事業やこども医療費助成制度、出産子育て応援給付金、すくすくチャイルドチケットなどがあります。
結婚新生活支援事業は、新生活に必要な居住費と引っ越し費用を補助してくれます。
公式ホームページ結婚新生活支援事業(令和5年度)参考
https://www.city.setouchi.lg.jp/soshiki/19/133140.html
また、こども医療費助成制度は、病院での医療費が18歳まで無料になるものであり、出産子育て応援給付金は、妊婦1人あたりに50,000円、子ども1人に50,000円支給する制度です。
そのほかにも、すくすくチャイルドチケットであれば、2歳未満の乳幼児の保護者に対し、おむつやミルク購入費を月額3,000円助成してくれます。また、待機児童ゼロを目指し、保育園や認定こども園の整備も進めているため、子育て世帯が働きやすい環境が整っているところも魅力のひとつといえるでしょう。
治安・交通アクセス
瀬戸内市内には、JR西日本の駅が点在しているだけでなく、路線バスや鉄道等の公共機関が利用しづらい地域の解消に向けて、8路線で市営バスが運行しています。
赤磐市
赤磐市は、山陽町、赤坂町、熊山町および吉井町が合併して誕生した町です。また、豊かな自然や文化遺産にも恵まれているだけでなく、交通網の発達により、都市的な環境整備も進んでいます。
市内の中心部には、大きな分譲住宅エリアがあり、保育園や幼稚園、小学校、中学校、スーパー、病院などが揃っています。また、学校支援などのボランティア活動が非常に盛んで、ボランティアを対象とした研修なども開催しています。活動費用については、教育委員会が経費を支給するなど、市が積極的に活動を支援しています。
住みやすさ
赤磐市は海に面しておらず、高台にあるため、津波や浸水の被害を気にせずに住めるでしょう。また、雨の量も少ないことから、落ち着いた気候のもと生活が送れます。ほかにも、工業地帯がないため、きれいな空気や自然を十分に感じながらのびのびと暮らせるでしょう。
上記でも解説しましたが、市内の中心部には桜が丘と呼ばれる大規模な分譲住宅地があり、保育園や幼稚園、小学校、中学校も多いため、不便なく子育てができるところも魅力のひとつです。
また、小児科や整形外科、内科、歯医者などの医療機関が充実しているだけでなく、大規模なスーパーもあるため、利便性が高い街だといえるでしょう。
治安・交通アクセス
赤磐市は、子どもの登下校を見守る「見守りボランティア」と呼ばれる、地域の方によるサポートがあります。そのため、登下校時の事故や不審者の出現に対する不安を解決してくれます。
一方で、赤磐市にはJRの駅が少ないため、不便に感じる場合があります。また、駅方面へのバスも少ないだけでなく、中心部に店が集中しているため、車の利用は必須となります。
玉野市
玉野市は、瀬戸内海の美しい海や豊かな自然に囲まれた岡山県の南端に位置する街です。もともとは、造船業などものづくりの街でした。しかし近年では、宇野港への移動時間も楽しめる「JR宇野みなと線アートプロジェクト」やアート体験工房、瀬戸内国際芸術祭開催で制作、展示された作品をはじめ、島々の(香川県含め)さまざまなアートが注目を集めています。
ほかにも、おもちゃ王国や渋川動物園、みやま公園、渋川海水浴場、渋川マリン水族館などのお出かけスポットが多く、市内外から多くの観光客が訪れる賑やかな街でもあります。
住みやすさ
玉野市には、スーパーやコンビニエンスストアが多数あるだけでなく、ショッピングセンターやホームセンター、電気店などもあり、生活しやすい街といえるでしょう。また、保育園や幼稚園、小学校、中学校、高等学校も多数あり、子どもの教育に関しても問題なく生活できるでしょう。
一方で、一般診療所や歯科などが豊富なのに対し、小児科が少なく、小さい子どもがいる場合は不便に感じる場合があるかもしれません。
治安・交通アクセス
交通アクセスに関しては、JR宇野線が西側から中央にかけて走っているだけでなく、宇野駅のそばにある宇野港からは、小豆島や四国方面に向けてフェリーも出ています。また、バスや玉野市のコミュニティバスも運行しているため、交通の利便性が確保されています。
こちらの記事では、岡山県の移住に関する補助金・支援金を詳しく紹介しています。移住について興味がある方は、あわせて参考にしてください。
まとめ
移住先として人気の高い岡山県は、豊かな自然や災害が少ないだけでなく、夏・冬共に過ごしやすい気候も魅力のひとつです。
岡山県には、県庁所在地である岡山市や年間の降水量が最も少ない倉敷市、子育て支援や教育に力を入れる総社市や瀬戸内市だけでなく、ボランティア活動が盛んな赤磐市、観光客が多く訪れる玉野市など、それぞれ異なる特徴を持つ魅力的な街が多くあります。そのため、ライフスタイルに合う過ごしやすい街が見つけられるでしょう。
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