住宅相談会とは?参加方法や相談できることを解説!
街中で、住宅相談会のチラシやのぼりを目にした人はいるのではないでしょうか。住宅相談会は、家づくりにおける悩みを解決できる場となっています。
これから長く住むマイホームで快適な暮らしを実現するため、足を運んでおくとよいでしょう。本記事では、住宅相談会のメリットや参加方法、内容を紹介します。
目次
住宅相談会とは
住宅相談会は、家を建てたり購入したりする際に専門家からアドバイスを受けるためのイベントです。不動産会社や住宅メーカー、地域の自治体などが主催することが一般的で、個別相談やセミナーなど、さまざまな形式で相談が行われます。
相談会では、参加者は家づくりに関する疑問や希望を専門家に相談したり、家づくりの基本や各社の住宅について学んだりできます。専門家が家づくりのシミュレーションを手伝ってくれるので、具体的なイメージが浮かんでくるでしょう。
住宅相談会の会場は、不動産会社や住宅メーカーの展示場、ショールーム、イベントスペース、地域の施設などさまざまです。近年ではオンラインで開催されることも増え、自宅にいながら専門家に相談できます。
住宅相談会に参加すべき人
「家づくりに関してまだ何も決めていない」「初めてでわからないことがたくさんある」といった人でも、住宅相談会の参加が可能です。専門家と話すのに緊張する人もいるかもしれませんが、一般的に参加費はかからず、参加のハードルは低く設定してあります。
もし参加するか悩んでいる人がいれば、以下で紹介する「住宅相談会に参加すべき人」を参考にしてみてください。
初めて家を建てる人
「いきなり専門家と1対1で話すのは気が引ける」と感じる人もいるでしょう。ですが、家を建てる人のほとんどが初めてです。なので、住宅相談会に参加する人も初心者が大半で、専門家が一からわかりやすく説明します。
「こういうのがいいな」と感じたことを話すだけでも、その人に合わせたアドバイスをしてもらえるので、まずは相談会に参加することから始めてみましょう。
ローンや予算など資金面で不安がある人
住宅相談会では、住宅ローンや資金計画に関する相談も受け付けています。ネット上でも調べられることもありますが、資金面の不安はしっかりと解消したいものです。
住宅ローンの借り入れ可能額や返済シミュレーションなど、専門家が一から説明してくれるほか、理想の住まいを現実的に実現するためのアドバイスも可能です。
初めはいろいろなことに手をつけたくなりますが、無理のない返済計画を立てることも快適な住まいへの第一歩となるでしょう。
何から手を付ければよいかわからない人
家づくりは決めることがたくさんあり、何から手をつければよいかわからなくなってしまいますよね。結局、情報収集だけで精一杯になってしまい、大事なことを後回しにしてしまうこともあります。
そんな人は、住宅相談会で基礎知識から準備段階まで、まとめて学ぶことがおすすめです。参加者のニーズに合わせて詳しく教えてもらえるので、わからなくても緊張することなく参加できます。
住宅相談会の種類
住宅相談会には、2世帯住宅や子育て世帯向け、資金対策セミナーなど、さまざまな種類があります。自分の悩みに合わせて、相談会を選ぶようにしましょう。
2世帯住宅相談
2世帯住宅相談とは、親と同居するなど、2つの世帯が同じ敷地内に住むための住宅相談会です。2世帯住宅では、お互いがどのくらいの距離感をもって住まいをともにするかが重要となります。
間取りや設備の配置などが変わるため、建築時の費用にも影響するのです。このような資金面の相談、さらには2世帯住宅を希望する場合の具体的なケースや失敗談、対策についての情報も聞けます。
資金対策セミナー
資金対策セミナーは、住宅を購入または建設する際の資金計画や住宅ローンに関するセミナーのことです。ここでは、住宅ローンの借り入れ可能額や銀行ローンの選び方、返済シミュレーションなどについて、専門家からアドバイスを受けることができます。
子育て世帯向け相談会
最近では、夫婦共働きの家庭も増え、自宅での快適な過ごし方が重視されるようになりました。家事や子育てを効率よくスムーズに行うには、間取りを意識するといいでしょう。
子どもの様子を見渡せるオープンキッチン、家族でゆったり過ごせるリビング、お昼寝や遊びに最適な和室など、ちょっとした工夫をすることで過ごしやすくなります。専門家からアドバイスを受けることができます。
住宅相談会に参加するメリット
住宅相談会のイメージはつきましたか。ここからは、住宅相談会に参加することで得られるメリットについて紹介します。
家づくりの様々な情報が得られる
資金計画や土地の探し方、住宅ローンに関する詳細など、家づくりに必要な情報が提供されます。幅広いノウハウをもった専門家がアドバイスしてくれるので、現状に合わせて相談が可能です。
メーカーや工務店に直接質問できる
住宅相談会は、ハウスメーカーや工務店が開催するケースが多く、駐在している専門スタッフに話を直接聞けます。無料で参加できる貴重な機会なので、設計スタイルや施工方法など、ハウスメーカー・工務店ならではの質問を投げかけてみましょう。
予算や資金繰りについてアドバイスが受けられる
家づくりに必要な資金は、不動産登記の手続き、家具や家電の購入、引っ越しなど、思っている以上にかかります。ですが、人によって予算は違うため、ネットで調べても何が正解かわかりませんよね。
住宅相談会では、自身の条件や希望を伝えることで、ローンの提案や各種助成金取得のアドバイスなどを受けられます。
間取り図を作成してもらえることがある
すでに家づくりのイメージがある人は、その場で間取り図を作成してもらえることもあります。具体的な広さや収納スペース、配置などを「見える化」すると、新たな気づきが得られるかもしれません。
イメージ写真を見せるだけでも、それに合った間取りを提案してもらえるので、何枚か写真を用意しておくとよいでしょう。
他の参加者の意見や体験談が聞ける
相談会によっては、グループディスカッションやネットワーキングの時間が設けられ、ほかの参加者との交流を通じて貴重な情報を収集できます。これにより、実際の家づくりに関する悩みや不安について、新たな視点を得ることができます。
住宅相談会で聞いておきたい家づくりのこと
住宅相談会に参加するからには、何かしら質問したいですよね。もし何を相談すべきか悩んだら、初心者ではなかなか理解するのが難しい資金面を聞いてみるのも1つの手です。
予算や費用に関すること
住宅相談会では予算や費用に関することを質問するようにしましょう。専門家が予算設定や必要な資金、ローンについてわかりやすく解説し、無理のないプランを一緒に考えてくれます。
ハウスメーカーや工務店はファイナンシャルプランナーと連携しているところが多いため、専門的な視点からわかりやすく説明してくれるのが特徴です。
補助金や税制優遇措置のこと
住宅における補助金や税金が優遇される制度がいくつかあります。どの補助金や税制優遇措置が適用されるのか、自身の住まいに照らし合わせてアドバイスしてもらえます。
とくに住宅は高価な買い物です。なるべく金銭的負担が軽減されるよう、うまく制度を利用していきましょう。
住宅相談会に参加する際のポイント
住宅相談会に足を運ぶことは大切ですが、事前に確認すべきポイントを押さえておきましょう。そうすることで、さらに充実した相談会になりますよ。
家族の希望をリストアップしておく
家族との都合が合わない場合、1人で住宅相談会に参加するケースも珍しくありません。自分個人と家族の意見にギャップがあるまま相談すると、納得のいかない回答を持ち帰ってしまう可能性があります。
せっかくの相談会が無駄にならないように、事前に家族と話し合い、意見をまとめるようにしましょう。意見がまとまっていなくても、どの点で食い違いがあるのかをメモしてください。そうすることで、両者の立場に寄り添ったアドバイスをしてもらえます。
事前に相談したいことを洗い出しておく
その場で質問内容を考えるのではなく、事前に相談したいことを整理することで、アドバイスが得られやすくなります。
当日は限られた時間のなかで相談会が行われるため、すべての質問に答えてもらえるかわかりません。質問は調べてもわからなかったことに留め、優先順位をつけましょう。
デメリットもきちんと聞く
つい魅力的な側面だけに目が行きがちですが、デメリットやリスクを知ることも大切です。客観的な視点を得ることで、家づくりにおいてより冷静な判断ができるでしょう。
様々な企業の相談会に行ってみる
特定の住宅相談会に留めず、さまざまな相談会に足を運ぶようにしてください。相談会は、住宅会社に雇われたファイナンシャルプランナーやコンサルタントが講師を務める場合が多く、会社の不利になるような話はしないでしょう。
すべての話を鵜呑みにするのではなく、ほかの相談会でも話を聞くようにし、最終的な判断は自身で行うことが大切です。
住宅相談会以外で情報を集める方法
住宅相談会のほかにも、さまざまな媒体で家づくりにおける情報収集が可能です。時間がない場合は、パンフレットやチラシを取り寄せるなどをすれば、身近で情報を得ることもできます。
住宅展示場に足を運ぶ
住宅展示場は、ハウスメーカーや工務店のモデルハウスが複数展示されている場所です。一戸建て住宅の建設を検討している方が比較検討することを目的としており、実際に家を見学することで、間取りや設備、建材などを直接確認できます。
内覧会に足を運ぶ
内覧会とは、新築住宅やマンションの建設が完了し、購入者が建物の状態を確認するために行われる会のことです。また、購入検討者向けに見学会として開放することもあります。
ここでは、購入者が建物の間取りや設備、仕上がり具合などを実際に確認し、不具合や問題点を指摘することができます。
パンフレットなどを取り寄せる
家づくりの情報はパンフレットからも収集できます。ハウスメーカーや工務店が発行するパンフレットには、建物の外観や間取り、設備、仕様などの詳細な情報が掲載されており、これを家づくりに活用することが可能です。
また、住宅展示場や見学会などで配布されるパンフレットもあります。相談会の情報や各種サービスに関する情報も含まれており、さらに具体的にステップを踏みたい人におすすめです。
家を建てた知り合いから話を聞く
あえて専門家ではなく購入者から話を聞くのも有効です。というのも住宅相談会では、あくまで「オフィシャル」の話になるため、不満な点やデメリットなど、購入者の声が反映されない場合もあります。
実際に家を建てた知り合いからリアルな意見を聞くことで、よりよい家づくりを実現するためのヒントを導き出せるかもしれません。
住宅相談会に関するよくある質問
ここでは、これまでに紹介しきれなかった住宅相談会における疑問点を紹介します。
住宅相談会には絶対参加しなければダメ?
住宅相談会への参加は必須ではありませんが、家を建てる際に役立つ情報を得るためには非常に有益です。とくに注文住宅を建てる場合、条件面や土地など、細かいところまで正確に決めなければなりません。
うまく計画を立てるためには、専門的な視点からのアドバイスが必要です。ほかにも、設計士やファイナンシャルプランナーが講師として話してくれるので、具体的に家づくりを始める前に一度話を聞くとよいでしょう。
住宅相談会に参加するのは有料?
住宅相談会の参加費は一般的に無料なので「まだ具体的には決めていない」「とりあえず話を聞いてみたい」という人でも気軽に参加できます。家づくりの基本的な知識から専門的な内容まで、幅広く教えてくれますよ。
住宅相談会は予約が必要?
住宅相談会については、事前の予約が必要な場合とそうでない場合があります。住宅相談は予約不要である一方、法律相談や税金相談、資金計画相談会については予約が必要というケースも珍しくありません。
そのため、事前に各相談会の公式ウェブサイトや主催者に直接問い合わせることをおすすめします。予約状況や条件によっては参加できない可能性もあるので、早めに確認しましょう。
岡山県で家を建てたい人におすすめの住宅相談会
「岡山で暮らす」の不動産売買ホームページでは、住宅相談会に関する情報を随時アップしています。オープンハウスや完成見学会だけでなく、リフォーム相談会や家づくり相談会も掲載しています。
気になるイベントをクリックすると、イベント情報と予約フォームが出てくるので、手順に沿って予約してください。時期によって開催するイベントが異なるため、ご自身のタイミングでホームページを確認しましょう。
次にこちらでは、岡山のおすすめの住宅ローンを、それぞれ特徴を比較して解説します。ぜひご覧ください。
まとめ
これから永い付き合いとなるマイホーム。せっかくなら理想的な住まいを実現し、楽しく快適に過ごしたいですよね。そのためにもまずは住宅相談会に参加し、家づくりのイメージを膨らませましょう。
本記事で紹介した住宅相談会に参加する際のポイントや聞いておくべき質問内容など、基本的な情報を押さえたうえで参加すれば、さらに明確になっていくでしょう。
「岡山県の不動産売買情報サイト『岡山で暮らす』」の不動産売買ホームページでは、住宅相談会に関する情報を更新しています。こちらもぜひ、チェックしてみてください。