中国銀行の住宅ローンを解説!変動金利・長期固定金利など
岡山県を拠点としている中国銀行は、地域に密着した歴史ある地方銀行でもあり、海外にも営業所を展開しています。ちゅうぎん住宅ローンは、地元では高いシェア率を誇っている商品です。
変動金利型、長期固定金利型、さらにはその両方をカスタマイズできる、バランス・プランが用意されています。そのため、個々のライフ設計に合わせたプランの選択ができます。
ここからは、それぞれの住宅ローンのタイプについて説明していきます。
目次
中国銀行の住宅ローンの種類と特徴
中国銀行(以下、ちゅうぎん)の住宅ローンは、大きく分けて、変動金利型と長期固定金利型があります。ここからは、それぞれの住宅ローンの特徴について説明していきます。
ちゅうぎんクイック住宅ローン
一生に一度の大きな買い物といわれている、マイホームの新築や購入に必要なのは、まずは資金ではないでしょうか。「ちゅうぎんクイック住宅ローン」は、住宅購入の計画や見積もりをとった段階から、お申し込みができます。
審査結果の回答も早いため、マイホーム計画を安心して進められるでしょう。さらに、住宅購入費用だけではなく、住宅取得の際に発生する諸経費の融資や借換えの利用も可能です。
住宅ローンの金利については、次の3つのタイプがあります。ひとつは「変動金利型」で、月々の返済額をできる限り抑えられるよう、一定期間だけ金利を固定するものです。
そして返済まで金利が変動しないプランとして「長期固定金利型」があります。この二つを組み合わせ、自由に返済計画を立てられる「バランス・プラン」があり、自由に選択できるシステムです。
変動金利型
変動金利型は、最短6か月から3年、5年、最長10年の一定期間だけ、金利を固定することができます。また、金利見直し時期において、その固定期間を再設定することも可能です。
安定したローン返済のプランを立てられるため、将来を見据えた金利動向を考えている人におすすめです。
長期固定金利型
住宅ローンの金利は将来的に上昇する可能性があるため、返済額の変動について不安に思う人は少なくありません。返済は長期間行うものであるため、完済するまでに金利が変わらない「長期固定金利型」を選ぶ人もいます。
このプランは、住宅ローンの金利が固定されるため、金利変動に影響されません。そのため、安定した返済プランを立てることが可能となります。
バランス・プラン
住宅ローンの金利には、低金利のメリットが活かせる「変動金利型」と、金利が変動しても完済まで変更のない「長期固定金利型」があります。たとえば、返済額が固定であれば、安心感はありますが、低金利の魅力が少ないと感じてしまうかもしれません。
また、変動型の場合は、低金利のメリットが受けられます。ただし、将来的に金利が徐々に上昇していくことが想定されます。
そのような、特性の異なるふたつのメリットを利用したものが「バランス・プラン」です。自由な組み合わせができることによる、オーダーメイドのプランになっています。
ちゅうぎん定期借地権付住宅ローン
土地の保有権を持っていなくても、マイホームを建てる費用をなるべく抑えたい、という人のための商品です。ゆとりのある資金計画が立てられ、同予算で、よりハイグレードな住宅の購入が可能となります。
建物を購入する建設費だけではなく、保証金や引越費用、住宅周りの塀や、家具などの購入資金にも利用できます。さらには、火災保険料や保証会社へ支払う保証料などの保証金に充てられるという特徴があります。
中国銀行が定めている条件を満たしている場合は、引き下げサービスを受けられる可能性もあります。こちらは、月々の返済額完済まで適用されるため、負担軽減にもつながります。
ちゅうぎん機構買取型住宅ローン(フラット35)
将来のことを考えて、返済額が変更するのを避けたい、という方におすすめの住宅ローンです。返済期間は最長で35年となり、資金の受け取り時に、返済完了までの金利と返済額が、あらかじめ確定できます。
変動金利の場合は、金利情勢に左右されてしまいます。そのため、将来にわたって、計画的な返済が難しくなる可能性が出てくるかもしれません。
そのような不安な事態に備えるため「ちゅうぎん機構買取型住宅ローン(フラット35)」であれば、返済の全期間の金利が固定となります。また、返済計画も立てやすいため、低金利の際に借りるようにすれば、完済までの長期間の返済額が確定できます。
さらには、返済中に繰上返済や、返済条件を変更した場合の手数料も発生しないため、余計な費用を支払う必要がありません。
中国銀行の住宅ローンのメリット
中国銀行は、岡山県岡山市に本店がある、地域密着型の歴史ある銀行です。ほかにも、広島県、香川県、兵庫県の一部エリアでも店舗を展開しています。
その地域に在住している方で、中国銀行を利用することが多い人であれば、住宅ローンの契約はおすすめです。また、銀行独自のポイントサービスを運用しているため、そのポイントを貯めている人であれば、お得にローンが利用できます。
住宅ローンを契約していれば、通常に比べて、低い金利のフリーローンが利用できるのも、メリットのひとつでしょう。使用用途は、家具やマイカーの購入、リフォーム代の資金や、借換えに利用することも可能です。事業性の資金のみ使用できませんが、資金使途の範囲に制限は設けられていません。
低い金利で住宅ローンを借り入れできる
クイック住宅ローンの「期間金利変動」のなかで、手数料が定率になっているタイプがあります。そちらを利用すると、審査次第とはなりますが、2023年10月の時点現在では0.3%台と低金利です。
変動金利型の中の「期間金利プラン」には、3年、5年、10年の3つのタイプが設けられています。
長期固定金利型も用意されていて、手数料定率タイプだと、1%前後の低金利になっていることも特徴のひとつです。
地方銀行の場合、通常はメガバンクやネット銀行などと比べると、一般的には高金利になる傾向が高くなっています。しかし中国銀行では、住宅ローンを主力商品としており、期間金利プランを利用すれば、通常よりも低い金利が適用されます。
自由にプランを組み合わせられる
バランス・プランであれば、変動金利型と長期型固定金利という、異なる金利タイプの組み合わせが利用できます。変動金利型は、低金利時においての金利が低く、月々の返済額をできる限りおさえることができるタイプです。
一方の長期固定金利型は、市場の金利上昇の際も、返済額が変わりません。返済額が一定であるため、資金計画が立てやすいという特徴があります。
これらの、それぞれのメリットを利用して、借入金額を分けるように組み合わせることが可能です。それにより、損失をできるだけ抑えるようにすることもできるでしょう。
一部の繰上返済手数料が無料になる
住宅ローンの一部を繰り上げて返済する場合、仮に契約時に一括で保証料を支払っていれば手数料は差し引かれてしまいます。
未経過分の保証料が返金されますが、インターネットから行うと、手数料が無料となります。
土日でも相談できる
平日に住宅ローンの相談をしに行く時間がとれない、という人は少なくないでしょう。そのような人でも、ちゅうぎんライフプランセンター、または住宅ローンセンターであれば、土日も営業しています。
ただし、その2つのセンターは、岡山県内では5店舗ありますが、広島県3店舗、香川県と兵庫県には1店舗ずつしかありません。お近くのセンターがあるかどうか、事前に確認してください。
中国銀行の住宅ローンのデメリット
住宅ローンは、長期に渡って返済をしなければいけないため、デメリットについても確認することが必要です。そのうえで、自身のライフプランにマッチしたローンプランを組み立てて、検討することが大切でしょう。
まず、変動金利型の場合は、できるだけ毎月の返済額を抑えられ、金利が低下した際には、メリットを感じることができるプランです。ただその一方で、適用される金利が上昇すると、返済額も増加してしまうため注意が必要になります。
長期固定金利型では、完済までの返済額が一定なため、将来的に金利上昇に対して不安がある方にはおすすめです。ただし、借入れ時の金利については、変動金利型と比べて、一般的に高くなってしまいます。
通常は、ネット銀行の場合だと、保証料を不要にしている場合が多いですが、中国銀行は、保証会社の審査を受ける必要があります。ただし、住宅ローンの審査については、他行と比べて間口が広いといえるでしょう。
金利が低めであっても、諸経費も含めたトータルの支払額を把握することは、住宅ローンを契約する上で、最も大切なことです。返済プランについては、プロに相談しながら進めることを、おすすめします。
一部の地域に住んでいる人しか申し込めない
中国銀行は、岡山県を拠点にしている地方銀行のため、営業区域が限られています。そのため、申し込みができるのは、中国地方でも、岡山県、広島県、香川県、そして兵庫県の一部の地域に在住している方のみです。
また、それ以外のエリアの物件購入には利用ができず、申込の条件が一部のエリアに限られてしまっています。
必ずしも最低金利で利用できるとは限らない
期間金利変動型の手数料定率タイプは、低金利ではありますが、住宅ローンの審査によって決定されてしまいます。そのため、審査結果によっては、ご利用いただけない場合があります。高めの金利が適用されてしまうと、返済の負担が大きくなる可能性も出てきます。
諸費用が他に比べて少し高い
住宅ローンの保証料型を契約する場合は、保証料や事務手数料など、諸経費が発生します。また、一括支払い方式の保証料には金利が発生しますが、分割支払い方式の場合は、さらに上乗せされることになります。保証料率についても、審査によっては低金利にならない場合もあるので、注意が必要です。
中国銀行の住宅ローンはこんな人におすすめ
岡山県や、広島県、香川県に住んでいて、中国銀行の取引が多い人であれば、検討する価値があるでしょう。さらに、銀行独自のポイントを貯めている人は、金利優遇を受けられる可能性もあります。
また、契約する際には、プロから直接アドバイスを受けたいという方にも、おすすめです。ちゅうぎんライフプランセンターまたは住宅ローンセンターにて、住宅ローンの設計や契約について、担当者に相談しながら進められます。
一般的に地方銀行では、住宅ローンの審査は融通されやすい傾向にあります。中国銀行では、雇用形態についての記載がありません。かりに非正規労働者であっても、申し込みは可能ですが、必ずしも審査に通るわけではないことを知っておきましょう。
中国銀行の住宅ローンの申し込み方法
住宅ローンの申し込みについては、店頭又はインターネットで事前審査の申込みが可能です。早ければ、即日に回答してもらえることもあるため、急いでいる人は、すぐにネットで申込できるというメリットがあります。
ただし、状況や受付時間によって、翌営業日以降となる場合もあるので、余裕を持って行うことをおすすめします。契約が可能かどうかを知るためには、まずは店頭またはインターネットで事前審査に申し込みをしてみましょう。
そのあとの正式審査、およびローン契約の締結手続きは、店頭でしか行えません。また、それぞれで必要な書類も異なるので、公式ホームページで確認するようにしてください。
店舗で申し込む
契約について対面で相談したい方は、直接来店することが必要です。各支店の窓口または、ちゅうぎんライフプランセンターか住宅ローンセンターで受付しています。そこであれば、プロに話を聞きながら、資金計画やシミュレーションを行うことができるでしょう。
そのうえで、契約に進む場合は、事前審査を申し込みましょう。後日、結果の通知が届いたら、再度来店して正式審査を申し込むことになります。その審査も通過したら、契約手続を行い、融資を受け取るという流れになります。
ちゅうぎんライフプランセンターまたは、住宅ローンセンターは、岡山県、広島県、香川県、兵庫県で合計10店舗しかありません。来店前に行ける範囲の最も近い場所を確認しておくとよいでしょう。
インターネットで申し込む
インターネットでは、事前審査のみ受付ができますが、本契約をする際は、対面での申し込みとなります。まずはWeb上の申し込み画面に従って、必要な項目の入力作業が必要です。
申し込みした後は、申込内容の確認と事前審査の結果について、中国銀行からの電話連絡を受けた後に、正式審査に申し込めます。電話または郵送で結果の通知を受け取ってから、本契約の手続きを行い、融資が実行されるという流れです。
住宅ローンの選択肢を広げるには、ほかの銀行の住宅ローンとの比較も重要です。こちらではトマト銀行はどんな種類の住宅ローンがあるのか、特徴や金利についても詳しく解説しますので、合わせてご覧ください。
まとめ
住宅ローンを契約する際は、金利以外の諸経費などを含めた、トータル金額を把握することが必要です。中国銀行との取引が多ければ、住宅ローンの契約において、金利が優遇される可能性があります。それぞれの事情を、丁寧に聞き取ってくれ、最適なプランを提供してもらえるのが、地域密着型の銀行を利用するメリットでしょう。
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岡山の住宅を購入する際には、地域に根付いている中国銀行の住宅ローンと、あわせて検討することをおすすめします。